がんの治療・3つのアプローチ

(3) 放射線療法

2017年01月12日 17時56分

放射線療法

放射線療法は癌の病巣部に直接癌細胞をやっつける特別な放射線を照射する治療方法です。
放射線を浴びることによって癌細胞は死滅します。いわゆる局所療法になります。
最近ではがん治療をする前の精密検査の技術の向上が目覚ましいです。
同時に放射線の照射方法のテクニカル面も進歩しています。
 
癌細胞の大きさや位置を正確に把握することができます。
癌細胞の部分をピンポイントに見つけ出し、その部分に集中照射します。
このことによってがん治療の効果が飛躍的にアップしています。
 
体の外側から放射線を照射する方法は「外部照射」と言われます。
最近では、この方法だけではなくて、放射線を出す物質をカプセルや密封した針を
癌の病巣部に挿入するアプローチもあります。
これは「密封小線源治療」と呼ばれています。
これ以外にも放射性物質を内服や注射で投与するタイプの「放射性同位元素内用療法」があるのです。
 
放射線療法のデメリットとしては、放射線を照射する部位によっては、一時的ではありますが、
粘膜や皮膚の炎症症状が見られます。
視覚的にも目立つ副作用ですから注意をしましょう。
放射線治療で最も知られているものはX線です。
これ以外にも「陽子線治療」「重粒子線・炭素イオン線治療」もすでに実用レベルになっています。
 
放射線治療の問題点を整理しておきましょう。
放射線の影響によって照射された部分がダメージを受けます。
炎症症状などの放射線障害がでてきます。同時に「めまい」などの全身症状がみられることもあります。
「放射性同位元素内用療法」や「密封小線源治療」などの一部では行動の制限が必要なこともあります。
こういった副作用に対してはいろいろなアプローチが講じられており、
できるだけ症状を緩和するケアをするように配慮されています。
 
  • いかがでしたでしょうか?
ここでは、がん治療の三大療法の特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。
従来は手術療法だけの選択肢しかありませんでした。
今は、それ以外に化学療法・薬物療法・放射線療法などさまざまな治療方法がでてきています。
副作用についても、可能な限り緩和できるような対応が取られています。
ひと昔は不治の病とされていましたが、今では完治する人も少なくありません
もちろん定期的な検査などもする必要があります。
複数の治療を合わせた「集学的治療」を行うケースも一般的になってきました。