がんの治療・3つのアプローチ

(2) 化学療法・薬物療法

2017年01月12日 17時55分

化学療法・薬物療法

化学療法や薬物療法は体にメスを入れることはなく、抗がん剤を利用して癌を治療する方法です。
抗がん剤によって癌細胞を死滅させます。
または癌細胞をそれ以上増やさないようにする治療方法になります。
点滴・内服・注射などによって抗がん剤を投与します。
 
投与された抗がん剤は患者さまの血液を通じて全身をめぐります。
そのため、きわめて小さい癌の転移にも効果が期待できます。
そういったメリットはあるのですが、デメリットもあります。
副作用としては、しびれ感・倦怠感・吐き気・脱毛などの症状が一般的です。
また造血器官・腎臓・肝臓などへの影響を避けることはできません。
癌に冒された患者さまにとっては、極めて辛い治療になります。
 
こういったデメリットに対してのアプローチがいろいろと考えられています。
吐き気などの副作用を和らげるとか押さえる研究も進んでいます。
白血球の減少を押せる薬剤の開発も進んでいるのです。
これらの研究によって日常生活を送ることに支障が無いレベルに症状を軽くできているのが
現在の化学療法・薬物療法による治療です。
癌細胞にだけ反応する分子標的治療薬も開発されています。
すでに幾つかの薬剤は実用化されています。
 
これ以外にもホルモンが密接に関係している癌があります。
具体的には乳がん・子宮がん・前立腺がん・甲状腺がんです。
こういった種類のがんには「ホルモン療法・内分泌療法」がアプローチされます。
特定の種類のホルモンに絞って分泌や作用を制御します。
これによって癌細胞の活動を緩慢化させることが可能になります。
腫瘍を小さくすることもできますし、再発や転移を押さえることができます。
ホルモン療法は副作用が少ない特徴があります。
即効性はありませんから、長期間に渡って治療を続けないといけません。
 
化学療法や薬物療法は、癌細胞以外のまったく問題がない健康な細胞にも悪影響を与えてしまう問題点があります。
いろいろな副作用のリスクもあります。
癌の種類によっては、抗がん剤治療の効果がでてきにくいものもあります。
抗がん剤も決して安くはないので高額な抗がん剤を長期間に渡って使用するのは経済的にも負担が大きいです。
しかしながら、副作用を小さくする薬剤も開発されています。
辛さや痛みをやわらげることができる治療方法です。

 

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